2014年05月19日

茶事勉強会

茶道では五月からいよいよ風炉の季節。

楽庵会(御茶を楽しむ会)の皆さまが初風炉の祝いに加え、楽翁さんの
蕎麦打ち昇段のお祝いもしてくださいました。

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真の五月晴れ、清められた蹲がお客様をお待ちしています。

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待合の掛物に趣向が
楽翁さん昇段試験に際し、少しばかり経緯がございまして、
数か月前のことです。
私、知らせがなかなか届かず久しぶりの受験生の親のような気持ちでやきもきしていますと、
ひと言メールが 
   さくら咲いた!

ホッとしてよんだ句が
  桜咲く  知らせ安堵の  祝い茶事

を本日のお正客様が書にしたためてくださいましたので、
汚す様で申し訳なかったのですが、私がさくらの木を固まった顔料を溶き、溶き
画き、合作ということでお祝いの気持ちを表しました。

本席の掛物は 流水先を争わず 
大徳寺塔頭 黄梅院 小林太玄和尚のお筆。

席入りの後、ご挨拶が済むと
「早速、勝手を見つくろいまして粗飯をさしあげます。」

向付、 もちろん鯛の昆布〆
汁、   茄子、合わせ味噌

楽庵酒を一献差し上げ。

椀物、 海老真じょう
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焼魚、 さわらや野菜の天麩羅(衣は蕎麦の1番粉)をお持ちだし。
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預鉢、 ここで打ち立て、茹で立てのお蕎麦を蕎麦職人さん自ら
     御礼の気持ちをを込めてお持ちだし。

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蕎麦箪笥を
「どうぞ!お取りまわしの上お召し上がりください。」

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小吸い物、八寸、香の物と進み、

亭主の 「不加減で失礼いたしました。」
お正客の「美味しくちょうだいいたしました。」の応酬があり

続いてお炭手前
ここでまた趣向のお披露目が、
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今回の勉強会の初座のご亭主の趣向とは、
  香合を蕎麦皿に見立て、敷物を編みました。
お香は沈香を焚きました。

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主菓子は楽庵製(蕎麦の1番粉をつなぎにして、練りきりました。)
 あやめで銘は薫風としました。

中立
「席中改めとうございますので、どうぞお中立を、、、」で

後座の亭主が席を清め掛物を巻き上げ、花を中釘に掛け、
水指、茶入を荘り、整ったら
銅鑼でお知らせ。
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ここにも趣向が
楽翁さん作の矢羽屏風、挿してある矢は、続けている弓道で使用している
本物のMY矢です。

茶入は萩。
茶杓の銘は後座のご亭主苦心の「流鏑馬でございます。」
お正客からは 「御時候の矢とのお取り合わせの良いことですね。」とお言葉が


ご亭主のお見事なお点前と無言の空気感を味わい、
席中にさわやかな風が、まさに薫風入ってきて、炭も湯あいも一気呵成。

薄茶は

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母の日に娘から届けられた和三盆、バラとカーネーション。
どうぞ皆さまで、と添えられたひと言。う〜ん、心に染みました。

皆さまにも、「娘さんも何気なくお祝いに参加されてますね。」と言っていただき
和やかさに一役かってくれました。

今回は茶事の流れを大切にして、
続き薄茶の定法どうり3時間半で終えることができました。

正客 「どうぞ、続いてお薄をいただきとうございます。」
亭主 「お炭を改めまして、、、」
正客 「お湯の煮えもよろしいようですので、どうぞお薄を、、、」

との応酬があったのはもちろんです。
また
其処かしこに待ち受ける趣向を存分に楽しませていただきました。

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茶事を無事終え、皆さま安堵のワンショットとなりました。

皆さま本当にいいお顔なさってましたね。
見合わせる方々も和やかな微笑み!
お楽しみいただけたようで影の亭主としましては嬉しく、有り難いことでございます。

「お名残りおしいことではございますが、この辺で、、、」

有難うございました。


posted by 楽庵 at 11:13| Comment(3) | 茶事勉強会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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